重炭酸イオンタブレット/自宅で炭酸泉入浴ができる入浴剤


水素バブルバスとの併用で、より上質な温浴効果が得られます。

炭酸泉とは、水やお湯に炭酸ガス(CO2)が溶け込んだものであり、炭酸ガス(CO2)が、1,000ppm※以上溶け込んだものを言います。
※水分1リットル中に1,000mg

中でも、1,000ppmを超える高濃度の炭酸泉は「療養泉」とされ、ヨーロッパでは「心臓の湯」と言われ、古くから健康維持や健康増進、治癒、リハビリなどに利用されています。
とくにドイツでは、保険適用によって有効活用されるなど、近年医療の現場などでも大変注目されています。
日本には、この条件を満たす天然の温泉はごくわずかで、なかなか入ることができません。
そのため、人工的に炭酸泉を作りだそうと、大型で高価な炭酸泉発生装置が開発され、医療施設などに導入されています。

入浴方法

水素バブルバスの作動と同時に、タブレットを1~3錠(16~48g)を入れてください。
すぐに重炭酸イオン(HCO-)が発生し、水素バブルバスで循環が始まります。
手には細かい泡が皮膚に付着し、皮膚から組織へ直接、重炭酸イオンが吸収されます。
ゆっくり時間を掛けて入ります。

※一般家庭の浴槽は、150~200Lが一般的で、その容量に対しタブレットは、15~45gが適量となります。

皮膚に炭酸の気泡が付着

炭酸泉内の炭酸ガスが皮膚を通過し体内に入ってきます。

皮膚から組織に二酸化炭素を吸収

炭酸ガスは皮膚を通過する非常に小さな分子で、簡単に皮膚内を通過し毛細血管の中に入っていきます。

血管の活発化により「皮膚紅潮」が起こる

毛細血管は、進入してきた炭酸ガスを老廃物としてみなし、洗い流そうとするため、血管内の酸素を送り込みます。

重炭酸イオン

重炭酸イオンタブレットは、炭酸ガス(CO2)の発生のみならず、重炭酸イオン(HCO3-)をも発生する入浴剤です。
重曹が水に溶けると、弱アルカリ性の重炭酸イオンが発生します。
この重炭酸イオンは、細胞を取り囲む体液や血液中に一定濃度で溶け込むことによって、人体の細胞が、生命活動を営むために最適なPH(酸性、アルカリ性の度合い)バランスを一定に保ちます。
人間のみならず、あらゆる生物が生きていく上で、きわめて重要な働きをしています。
また、重炭酸イオンのもう一つの注目すべき働きは、細胞内でエネルギーを作り出す“ミトコンドリア”という器官が活発にエネルギーを産出できるよう、活動環境を整えます。
ミトコンドリアは、「細胞の発電所」といえる器官で、細胞内に運ばれてきたブドウ糖などの栄養素を、酸素を使って燃やし、ATP(アデノシン三リン酸)という、あらゆる生命活動に必要な生体エネルギーを合成しています。これを「TCAサイクル」といいますが、重炭酸イオンは、ATP合成の重要な過程の一つに関与しており、生体エネルギーを作り出す上でも、欠かせない物質なのです。

重炭酸イオンの効用

腸内環境の改善

体内の腸管には、全身の免疫細胞(病気への抵抗力に関係する細胞)の60%以上が集中しており、また、腸内には300種類以上、約120兆個もの腸内細菌が棲息しています。
その腸内細菌には、有害物質や病原菌を無害化し、腸内でビタミンを合成するなど、健康維持に欠かせない役目を果たしているものもあります。
腸内細菌のバランスを整え、腸管の免疫細胞と協力して人体の健康が保つよう、腸内のPH環境を整えていきます。
腸内環境のバランスを整えるために、和食を摂取するとともに、入浴においても重炭酸イオンを体内に摂りいれることで、より太りにくいカラダを作ります。

スキンケア

素肌づくりにも大いに役立ちます。
お風呂の湯に溶け込んだ重炭酸イオンは、表皮を通してゆっくりと吸収され、皮膚の深い部分である真皮の毛細血管から血中に入っていきます。
吸収された重炭酸イオンは、全身の細胞が活発に働くための最適な体内バランスを整えると考えられます。

クレンジング

重曹はお湯の中でナトリウムと重炭酸イオンに分かれ、ナトリウムは皮膚の表面に残りますが、これがクエン酸と反応すると「クエン酸ソーダ」という物質に変化します。
クエン酸ソーダは、弱アルカリ性石けん成分であり、表皮を柔らかくし、古い角質層を優しく洗い流してくれます。
これにより、お湯に溶け込んだ重炭酸イオンや炭酸ガスが、より吸収されやすくなる、というメリットがあります。